ソノヒマデ

人生あきらめてるADHD独身男のブログ

芸能人が小説とか絵とか書いて評価されるのってズルいよな

akutagawashō
又吉が小説書いて芥川賞を受賞した時、けっこーみんな思ったと思うんだよなー。
ズルいって。

だって小説を書いて評価されるのってすげー大変なんだぜ。まず小説を一本完成させる。それを書籍の出版社等に送って下読みの人らに読んでもらって一次選考を通過する。この一次選考だって大変な狭き門だ、3000通とか送られて来て一気に半分以上がごっそり落とされる。その後に二次選考、三次選考とあって残った片手で数えられるほどの極僅かな作品がようやく大賞、佳作と賞をあてがわれデビューできる。小説家になることは東大に入学するより遥かに難しい。

そうした壮絶な苦労の一切をすっ飛ばして芸能人パワーでデビューして処女作で芥川賞受賞って、納得できねーよ。
別にさ、又吉が芥川賞取ってもいいんだよ。又吉という既に有名な芸能人のネームバリューを使わずにまったく知名度のない別名で小説大賞に応募して選考に勝ち残ってデビューして評価されるという一般人と同じ過程を経てくれれば芥川賞でも直木賞でも文句なく受賞を称えることができる。
でも全然そんな苦労してねーんだもん。お笑い芸人という小説とはまったく関係のない分野でというところがまた腹立たしい。又吉が芥川賞?芥川賞終わったなと思ったわ。

絵もそう。よく芸能人が絵を描いて個展開きまーすとかやってるけど、どいつもこいつもヘタクソ。ちゃんと基礎を学んでデッサンとかしてうまい絵を描いてみろよ。個性を出すのはうまい絵を描いてからだろ。石膏に嫌というほど向き合ってみろ。ピカソも岡本太郎も地道に頑張った時間があってちゃんとうまい絵を描けるようになった上でのことなのに、なんで一番しなきゃいけない努力の部分を怠るんだよ。

既に有名でその知名度さえあれば何か作れば見てくれる人がいる――
芸能人だから、いいのかよ。
ズルいよ。